
こんばんは、ウニです。
私が個人事業主(フリーランス)の縫製職人として独立して、10年が経ちました。
これまでを振り返ってみると、山あり谷あり、本当にいろんなことがあって
毎日がめまぐるしく過ぎていき、あっという間の10年でした。
この10年、個人事業主という働き方を経験してみて、
やってて良かったなぁ✨と感じるポイント、そして、
うわぁ…これめっちゃ困った、しんど😭と、ちょっと苦戦したポイントをざっくりまとめてみました。
これから独立したいなぁと考えている方の判断材料として役立ててもらえたら幸いです。

個人事業主になって《よかった》と感じるポイントはこれ
一人で黙々と自由なスタイルで仕事ができる
個人事業主という名の通り、普段の実務は一人でこなします。
商談、スケジュール調整などの事務的な仕事も、
裁断、縫製、まとめ、発送もすべて自分一人で行います。
「商談」と言いましたが、依頼主さんとのやりとりは、ほぼSNSのDMかLINEで完結します。
本当にたまーーーにZoomとか電話でお話しさせてくださいとお願いされることもありますが、
1年に1回あるかないかですので、会話でエネルギー大量消費してしまって疲れやすい私ですが、
普段はほとんどノーストレスでやり取りできています。
これが10年続けてこられた最大の理由かもしれません。

仕事の時間もやり方も自分で決められます。
上司に仕事っぷりを監視されているわけでもないので、休憩は自由に何をしてもOK。
私の休憩スタイルはこんな感じ↓↓↓
- 肩がガチガチになりやすいので、肩をだらーんと脱力したり、首や腕を回したりする。
- 15分だけと決めてゼルダやる。
- お気に入りのコーヒーを飲む。
- 散歩して外の空気を吸って景色を眺めて目を休めたり。
- 猫を吸う。吸った後はコロコロ必須w
こんな感じで、自分なりのリフレッシュを挟みながら、飽きずに仕事をすることができます。
仕事を自分で選べる
大前提として、さすがに最初からなんでも好きな案件を選べるわけではないです。
独立してから数年は下積みは必要です。私の下積みデビューはnutteでした。
今はもうnutteは卒業して、完全フリーで自分のSNSアカウントで集客しています。
「経験年数〇〇年です。
得意アイテムは、〇〇や〇〇です。
〇着の小ロットやサンプル縫製できます。」
といった感じで、得意なこと・出来ることをプロフィールを書き、
それを見て気になった方が「こんなアイテムを縫ってもらいたいんですがお願いできますか?」とDMくださいます。
または、ステキだなと思った個人ブランドさんや、お手伝いが必要そうな売れっ子ハンドメイド作家さんに自分からDMしてみたり。

この段階で、自分の好き・得意なアイテム、無理なく対応できる着数の仕事が選べるようになったと感じました。
楽しく縫えた仕事は、依頼主さんの仕上がり満足度も高いです。
「キレイに仕上げてくださってありがとうございました✨またお願いしたいです😊」
と、リピーターになってくれます👍
収入も自分で決められる
- 着数
- サイズ展開・色展開の数
- 仕様の難易度
- 裏地の有無
- ボタンの数
- ファスナーの有無・種類
などなどいろんな要素を鑑みて工賃を見積もり、提案します。
縫製工場のように大人数で数百・数千着を仕上げるのとは違い、
個人では役割分担ができません。
一人で縫える数には限りがあり、1型数十着が限界かと思いますが、少ない着数になると単価が高くなります。
それを縫うためのミシンのセッティングの調整・糸の準備など、かかる手間も多いからです。
自分の技術を安く見積もってしまう人も多いかもしれませんが、しっかり縫えると自信がついたら、
工賃も自信をもってつけていいんです。
私も初めは自信がなくて、だいぶ安く工賃を提案してしまっていましたが、
モチベーション維持のためにもやめました!
今はやりがいもあって、頑張った分しっかり稼ぐことができています。
《困った・しんどい》ポイントは
最初から仕事を選べるわけじゃない
始めたばかりの頃は、泥臭くなんでもやってました。
当時はnutteに登録して案件を受注していましたが、簡単な案件をどんどん受けて、
とにかく経験と受注件数をたくさん積み上げていました。
- ポーチやコースターを大量に量産
- シンプルなクッションカバー
- 入学・入園グッズ(通園バッグや、上履き入れ、巾着など)
- キッズサイズのギャザースカート量産
- 「経験年数、ランク問いません」の低単価案件

納期に間に合わせるために徹夜することもあったし、
1日でも早く届けるために隣県の運送会社の営業所まで朝イチで高速で行って発送するなんてこともしましたw これはさすがにやりすぎたと反省😅でもそのくらい必死でした。
簡単な案件=低単価だったので、収入面でも大変だったけど、
受注件数が増えていき、件数が3桁突破した✨なんて自分のポートフォリオが積み上げていくのは達成感があって楽しかったです。
どのくらいの泥臭い期間が必要かは人それぞれだと思いますが、私は3年目くらいから「自分で縫いたい案件を選べる」と感じられるようになりました。
それまでは必要な下積み期間だったと思います。
今思うと無理しすぎてたかもしれないけど、ミシンが大好きだったからこそ乗り越えることができました。
誰も教えてくれない
学校や工場では、先生や上司・先輩がすぐにその場で教えてくれましたが、
個人事業主はそうはいきません。
- 案件受注できたけど、縫い方がわからない仕様があった
- 依頼主さんとのトラブル
- ミシントラブル
- 効率的な手順が分からない
- 何がダメなのかすらも分からないw
などなど困ることは沢山あります。
そういう時に自分の力で調べて解決していかなければなりません。
ネットで解決策を漁ったり、ミシン屋さんに電話して聞いてみたり、元職場の工場に出向いて直接聞きに行ったりしました。
今はAIがあるから簡単にアドバイスをもらえたりするかもしれませんが、それが正解とは限りません。
特に縫製関係のトラブルシューティングはAIでも正確に回答してくれないこともあるなぁと感じました。
個人で縫製をやっている人も少ないし、その中でもネット上に発信している人はもっと少ないです。
なのでAIも情報源が少ないのではないかと思います。
特にミシンは直接現物を見ないと、どこがどうなってトラブルが起きているのか判断できないことも多いので。

技術磨きも、独立すれば独学です。
もっとキレイに仕上げられるようになりたい。
もっと早く縫えるようになりたい。
新しい道具・技術を使えるようになりたい。
資格を取りたい。
そう思ったときも、情報を探しに行かないといけません。
自分で調べて、自分で練習します。
しっかり誰かに教わりたいと思ったら、誰もボランティアで親切に教えてくれません。
なので、いきなり独立は厳しいので、
まずは工場などで働きながらしっかり基本を身に付けることが必要になります。
全部自分でやるから結構忙しい
先述の<良かった>ポイントでも書きましたが、
- 商談
- スケジュール管理
- 会計
- 確定申告
- 裁断
- 縫製
- まとめ
- 発送
- 請求
- 備品管理
など工場では役割分担して回している業務を、自分で行うことになります。
外注することもできますが、その分外注費はかかるのでよく考えて決めないといけないですね。
どこで備品を買うとコスパ良いのか、送料を抑えられる発送方法はなにか、会計ソフトはどれがいいのか…
私は特に会計ソフトが難しくて苦戦しました😅 知らない用語がどんどん出てくるし、お小遣い帳にメモするのとは次元が違いますからw
まとめ
個人事業主が合っている人
私もそうなんですが、会社で雇われて毎日たくさんの人と一緒に働くのが苦手な人にはとっても合うと思います。
会社員時代は、勤務時間に合わせて生活するのがとても苦で、よく遅刻しちゃってました😅
食堂でみんなで並んでお弁当を食べるのも苦手だったし、
上司や同僚のご機嫌や考えていることを伺ってしまって、仕事以外のところで消耗していました。
毎朝、「行きたくないなぁ…なんて言って休もうかなぁ…」って考えていました。
ですが、フリーになってからはそんなこと一切なくなりました。
音楽を聴きながらなど、自分のやり方で集中できるし、
休憩の仕方も選べる。
仕事の時間も、休みも子供の行事の都合に合わせて決められる。
人付き合いが苦手で、マイペースな人には、一人で仕事する苦労はありますが
快適な働き方だと思いますよ。
どんな仕事もアルバイトも1年続かなかった私が10年やってこれたんだから、間違いないですw
以上、個人事業主になって良かったこと・困ったこと でした。



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